はじめまして。
松下 文(まつした ふみ)と申します。

tet.(テト)というブランドが2016年秋からスタートしました。

私は、このブランドのブランドマネージャーを務めさせていただいております。

tet.は、香川県東かがわ市に根付く手袋産業をきっかけに生まれた、手のまわりや手にまつわる色々なモノやサービスを扱っていくブランドです。このtet. journal(テト・ジャーナル)では、そんなtet.の商品や活動、東かがわのことなど、ブランドマネージャーとして日々活動する中での私の視点や思いを綴っていきたいと思っています。1人でも多くの方に読んでいただけるような情報を発信していけたらと思います。

まずは、このジャーナルを読んで頂いているみなさんにこのブランドを身近に感じてもらえるように、第1回目は私自身と、私の生まれ育った町のことをお話ししたいと思います。

私が生まれ育った、香川県の東かがわ市は、120年以上続く手袋の産地で、国内の手袋生産90%以上という、他国でも稀に見る手袋の一大産地なのです。

私が幼い頃は、地域のお祭りの唄の詩にも『手袋』が入っていたし、小学校では毎年冬になると、『手袋を題材にした年賀状コンクール』が学校行事にありました。(きっと今もあるのかな?)その年の干支と手袋をどう掛け合わせるか、一生懸命考えて描いていた記憶があります。

高校卒業後に県外の大学へ進学し、就職し、約10年香川県から離れていた私。
出身地の話になるとここぞとばかりに香川県産品の宣伝をしていましたが手袋はなかなか知られておらず、もっと知ってほしいなあ、どうすればもっと知ってもらえるのかな、ということはずっと漠然と感じていました。大好きですからね、自分の育った町が。(もちろん、手袋以外にもいいところがたくさんあります。それはおいおいご紹介させていただければと思います)

その後、ご縁あって地元の手袋産業に関わるこの仕事を始めるために、10年ぶりに帰ってきました。

プロジェクトに取り組むにあたり、地域の方々はどう考えているのか、このブランドが目指すべきことはなんなのか、どんな方向へ進むのかをしっかりと見据えるために、産地でいろいろな方にお話をお聞きしました。地元のことでも知らなかったこと、知っていたけれど見方が全然違っていたことなどたくさんの気づきがありました。
そうした気づきを元に、tet.(テト)のコンセプトが定まり、スタートすることになりました。

1年目である2016年は、東かがわで作られる手袋をメインに、手のケア用品も一緒に販売していきます。

一気に寒くなり、これから、手袋の季節到来!いろいろなところでイベントも予定していますので、ぜひお越しいただければと思います。HPでも告知させていただきますので覗きに来てください。

東かがわから全国のあちこちにテトの商品が届けられますように!
これから宜しくお願いします。

(Photo:Sayuki Inoue)