workers gloves
“手を守る”というのも手袋に求められる大事な機能。日々の中でそんな手袋の役割がより身近なものとして感じられたら、と開発をした“働く手”のための手袋。香川県東かがわ市で、ものづくりのプロの手を守る作業用手袋を長く手掛けてきた興和グローブ株式会社との出会いと学びから、国境を越えて企画・生産にチャレンジしました。納得の性能と親しみやすいカラーリングで、暮らしの中で楽しく活躍できるように仕上げました。
1.取り組みのキッカケ
佇まいに一目惚れして
日本一の手袋の産地である香川県東かがわ市では、寒い冬に手をあたたかく包んでくれる手袋以外にも、様々なプロフェッショナルが使う手袋が数多く生み出されています。
私たちは、その多様性、奥の深さが、ここ香川県の手袋産業の魅力ある特長だと感じています。その魅力をより多くの人に伝えるために、プロが使う専門的な用途の手袋を、日常のシーンに転換してお届けすることができたらなと、作業手袋のプロ、興和グローブさんにご相談させていただいたことがきっかけでした。

お話を伺ってみると、取り組まれている手袋はどれをとっても、それぞれが専門用途に特化しており、働く人々の手を支えている作業手袋の奥深さに惹かれました。
既に、他にも手袋の商品化にご協力いただいていますが、相談に伺った際に見せて頂いた手袋のうちのひとつがこの高機能軍手でした。
すでに佇まいがかっこいいという直感で深くお話を伺うと、ものづくりの経緯や背景にも、情熱やこだわりが詰まっており、ぜひテトでも商品化をさせてほしいとお願いをしました。

2.開発中の話
初めての海外生産にチャレンジ
企画は日本、製造は韓国という、テトにとっては初めての海外生産での開発チャレンジ。興和グローブさんの経営する韓国工場での生産です。
機能性手袋を⾧年手がけてきた興和グローブさん。工業製品に近い軍手のような作業手袋は、コスト競争に巻き込まれやすい面もあり、他社と同じものを作るのではなく、 “機能の追求でいいものを作るところにおもしろさがある”と、模索していた中で、韓国の研究者と出会い、この手袋の開発が実現しました。
それが韓国工場の社長であるYounさんです。興和グローブの三好社長と出会った当時、Younさんはまだ大学生でしたが、釜山大学、大学院で、高分子工学を専攻し、ゴムの研究に打ち込んでおり、新しいことへチャレンジする熱意に溢れていたといいます。
こんなことはできるか?というアイディアに対して、研究で培った知識を注ぎ込んで、次から次へと様々な試作をしてみていたそうです。
workers glovesも、そんな二人の出会いにより生まれた手袋がベースにあるのです。

私たちは、新しくものづくりに取り組む際は、できるだけ現場に赴いて、商品が作られる過程を理解するようにしています。
そこで、商品のコンセプトや方針が固まり、初回試作も経たのち、現地に赴き、製造の仕組みを理解するために工場の現場を見て、さらに細かい仕様の打ち合わせをしました。
特許を取得している製造方法であることや、世界ブランドのOEM製造なども請け負っているだけに、製造現場はお見せできませんが、世界を相手に開発・生産を行うスピード感や徹底的に効率化された製造ラインの整然とした仕組みに圧倒されるような気持ちと、工場で働く人々の、「世界に届くものづくりをしている」という自信にあふれた表情が印象に残りました。

韓国工場の代表のYounさんは、“僕らのものづくりには日本のスピリットが入っている”と日本語で私たちに説明をしてくれました。
夜は、港町の釜山ならではの夜景も楽しみながら夕食をご一緒し、英語、日本語、韓国語を交えながら、思い出話やビジネスの話、いろんな話を聞きました。

3.できあがり
いろんなシーンで使える優れモノ!
水に濡れた状態でも持続する優れたグリップ力、まるで素手のようなフィット感、汗をかいても蒸れにくい快適さ、スマートフォン対応と、特徴を組み合わせ、様々な機能をぎゅぎゅっと詰め込んだたくさんの機能を持つ高機能軍手が出来上がりました。
手袋が機能として優れているのはもちろんですが、さらにテトオリジナルのカラーリングで、他にはないようなデザインに仕上がりました。
ザ・作業用手袋というイメージではなく、日々の暮らしに寄り添う道具として、楽しみながら手袋を使ってもらえることを意識してデザインしています。

DIYやガーデニング、カジュアルなスポーツやアウトドア、フィッシングなど、さまざまな作業のシーンでも活躍します。
手を守り、仕事をサポートしてくれるのはもちろん、よしやるぞ!というやる気スイッチを押してくれ、気分をあげてくれる手袋です。
テトのメンバーも日々愛用しています。重たい荷物を運ぶときや、段ボールを触るときにも、不用意に手を切ってしまうことや爪が割れることもないので、重宝しています。

ご紹介いただきました
メディアでもご紹介いただいています。WEBサイト上のものしか見られませんが、こちらもぜひ読んでみてください。
・TABI LABO (https://tabi-labo.com/293847/b0468)
・アウトドア&キャンピングカーの専門誌「AUTO CAMPER(オートキャンパー)4月号」
・アウトドア情報誌「CAMP LIFE(キャンプライフ)Spring&Summer Issue 2020」
今回ご協力
いただいた方々
三好正雄さん(興和グローブ株式会社)
Chul-hee,Younさん(JANG-MI GLOVES CORPORATION)
ほか