大切な人への贈り物にカシミヤ手袋
2017.01.25
こんにちは。本日はカシミヤシリーズのご紹介です。
tet.のカシミヤのニット手袋は、やさしい色からぱっと目をひくような鮮やかな色まで色とりどりで、数多く展開しているラインナップの中でtet.を代表するような商品となりました。
人気の秘密について詳しくお伝えしたいと思います。
改めまして、
カシミヤとは・・・
主に中国、外蒙古(モンゴル)、イラン、インド、アフガニスタンなど、夏と冬の気温差が激しい内陸部の高地や山岳地域に生息しているカシミヤ山羊の産毛のことです。
これらの地方においては、冬場の気温が約-30℃にまで下がるため、厳しい寒さから身を護るために通常の毛の下に非常に細かい産毛が生えているのです。この産毛がカシミヤ繊維となります。
産毛というだけあって、繊維が細くしなやかという特長も持っています。細かい繊維がからみあい、空気の層を作りやすいために、保温効果が高いのです。
今更ではありますが、だから軽くて、やわらかくて、あたたかいということなんですね。
tet.のカシミヤニット手袋は、ふんわりとしたふくらみが特徴の原種カシミヤ山羊からとれた糸を使用しています。カシミヤならではのやわらかさに、より豊かなふくらみが加わっています。
そんな最高級の糸を編むのにふさわしい、手袋を立体的に編み上げるホールガーメントという編み機があります。
私たち人の手は、親指の付け根がふくらみ、親指が前に動くような形になっていますよね。
そういった動きにもぴったりと沿い、たるんだり、もたついたりすることが少ないような立体的な編み方をしているのです。
それが、着用したときにより手にフィットして、シルエットを美しく、上品に見せてくれることにつながります。
こういった、細かいところまでさりげなく配慮されているのが、日本製のさすがというところだと思います。
そこに、仕上がり時におけるミリ単位のサイズ調整をして、tet.の手袋は出来上がりました。
ニットにおけるミリ単位の調整は非常に難しいのですが、度重なる試作を経て、形作っていきました。詳しくはメーカー紹介をご覧ください。
手首部分は、自然と伸縮性を持たせられるリブ編みの編み方で仕上げています。(ミトンはまた別の編み方となっております)
折り返したままでも、伸ばしても使える仕様となっております。伸ばすとアウターの中の方まで入れ込むことができるので、冷たい風の侵入を防いでくれます。
やわらかくて、とろみのあるような手触りの心地よさは、さすが“繊維の宝石”といわれるカシミヤならではです。
カシミヤシリーズの中でも、それぞれ編み方によって名前が異なります。
シンプルで、スタイルを選ばずお使いいただける、最もベーシックな天竺編みのtenjiku(テンジク)。
ざっくりした風合いがお好みの方に人気。
ぽこぽことした凹凸が特長の、鹿の子編みをしたkanoko(カノコ)。
小さめのケーブル柄が上品でありながらも冬らしいデザインのnawa(ナワ)。
肘まである長さでファッションにバリエーションを持たせられるlong(ロング)。
手元を可愛らしく演出してくれる、コロンとしたフォルムが可愛いcabel miton(ケーブルミトン)に、家族おそろいコーデができるfamily miton(ファミリーミトン)もあります。
シンプルで上質な佇まいと、豊富なカラーバリエーションは大切な人への贈り物におすすめです。
Photo:Yusuke Kida